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メモ帳

某社会科教員です

主語になるもの

 英語ができないのはずっと悩みの種である。学生と一緒に英語の勉強をしているのだけど、そこで、英語で主語になるのは「名詞相当語句」だけだよ、と話した。また、目的語になれるのも「名詞相当語句」だけだよね、と話した。

 安藤貞雄『現代英文法講義』開拓社、2005が、やたらと評判がいいのを聞いたので、少し読んでみたら、どうやら私の知識不足だったことが明らかになった。

 主語になれるもののうち、「名詞」「代名詞」「to不定詞」「動名詞」は分かる。これを「名詞相当語句」と呼んでいるので。もちろん、「名詞節」もおっけーだ。「形容詞」も、「the + 形容詞」は分かる。「the rich」が「金持ち」を意味するような感じで、名詞として理解できるからだ。

 さて、問題なのはこれからで、まず「副詞」。例文にあがっていたのは、たとえば以下のもの。

 Now is the big season.(いまこそビッグシーズンだ)

 これは、私は倒置じゃないかと思ったけれど、Nowは主語とみなすようだ。ただ、以下のものは確実に副詞を主語とみなさざるをえない。

 A few minutes later saw us all in a taxi.(数分後、私たちは全員、タクシーに乗り込んでいた)

 Slowly does it now.(まあ、落ち着きが肝心だ)

 Now's your time; easy does it.(今度は君の番だ。ゆっくりやれ)

 ウィズダム英和辞典を調べると、Easy [(英) Gently] does it.で「落ち着いてやりなさい」という用例があった。知らなかった。

 また、「前置詞句」は、例えば有名な伊藤和夫『英文解釈教室 改訂版』研究社、1997で、最初に「文にはじめて出る、前置詞のついていない名詞を、主語(主部の中心になる語:S)と考えて、これに対する動詞を探してゆく」(p. 2)とあり、主語になれないとばっかり思っていたが、そうでもないようだ。(もしかしたら、伊藤もこの点をきちんと説明しているのかもしれないが、例のごとく適当読みしかしてないので未確認)。安藤の例は以下のとおり。

 Over the fence is out.((ボールが)フェンスを越えるとアウトです)

 Around eight o'clock suits you?(8時ごろで都合はいいかい)

 Would after four be a good time to meet?(4時過ぎが会うのに好都合ですか)

 うーむ。いかに英語に数多く触れることができていないかだなあ。ちなみに、もう一つの要素が「引用された語句・文」だが、引用された段階で、これはモノ扱い、すなわち名詞として見ることができるので、これは納得。

 また英語の勉強もコツコツと始めなければならない。