2018-02-04から1日間の記事一覧

大江健三郎『万延元年のフットボール』

物語は、頭を赤く塗って、肛門にキュウリを挟んで縊死した友人の話から始まった。なんというか、この最初の掴みにぐっときてしまった。そもそも大江の文体と相性がよいので、楽しく読み進めた。弟の鷹四、妻、そして鷹四の親衛隊と四国に向かって、そこで鷹…