インクレディブル・ファミリー

『ミスター・インクレディブル』を観てから、観に行った。まさか、前作の直後からとは思わなかった。前作とどっちが好きかはわからないけど、今作もけっこー面白かった。赤ちゃんの能力すごかったし。

家事が全部できれば、それはスーパーヒーローと同じくらいすごいこと、みたいな台詞は、今回の作品のテーマだと思う。前作もそうだったけど、やっぱりスーパーヒーローもののアクションの面白さはそのままに、現代という時代を反映させて描こうとしていて、その点でも観ていて飽きさせないと思った。男女平等と言うのはいいけど、いかにその実現が難しいのか。

以前、セカンド・シフトという考えを学んだことを思い出した。共働きなのに、結局、家に帰ると女性側が家事をこなしている、ということ。そして、女性は、職場では、家庭を優先するために二流の働き手と評価されてしまう。女性が輝く社会というのが、どのように実現可能なのか、という点で観ても、この作品は面白いのではないかと思う。

全く別の話で気になったのは、レイトショーで観たんだけど、小さい子連れが結構多かった。社会状況とか考えれば、子どもと楽しめる時間がここしかないということだと思うけど、子どもの睡眠時間は確実に少なくなる。小さい頃の睡眠不足が、後になって影響するとかいう話も聞くので、ちょっと複雑な気持ちになった。理解不足だろうか。